映画『PTU』に出てきたノスタルジックな「中國冰室」
2016年 07月 13日
旺角(モンコック)の市場沿いにある「中國冰室」。 細かいタイル貼りのレトロな内装は 名前と共に暑い香港で少し涼ませてくれるダイナー。 「冰室」(ピンサッ)は香港式喫茶。 じゃあ「茶餐廳」(チャーチャンテーン)と何が違うのか・・・? 調べて見ました。 第二次世界大戦後、 屋台から冰室へと進化してきた外食スタイル。 当時の冰室では 冷たい飲み物やサンドイッチなど簡単なものを 提供していたけど 店同士の競走が激化。 そこでお客を集めるため 洋食・中華メニューなど豊富なメニューを取り揃えた 長時間営業の茶餐廳へと 変化していったんですって。 やっと区別が理解できました。 しかし現在は 冰室でも麺やごはんメニューがあり 名前は違えども 内容はほぼ一緒だと思えます。 冰室がちょっとパイセンってくらいでしょうか。 私が行ってみたいと思い このたび中國冰室へ赴いたのですが 席に着くなり主人が 「あれ?ここ映画で見た・・・」 と言い出しました。 ここは映画「PTU」の中で警察たちが ごはんを食べにくるお店。 私は帰国後、 その映画を見ました。 映画ではほとんどが2階でのシーンばかりでしたが 私たちが座ったのは1階。 ざんねーん。 メニューが漢字でよくわからず、 お店のお姉さんが チキンレッグの絵を書いて教えてくれました。 カリッとしたチキンレッグは ほくほくのポテト付き。 香港バージョンのジャンクフード。 長い時間をかけて ゆっくりゆっくり 麺をすすっているおじいさんを横目に チキンとポテトを完食しました。
★「たびねす」で香港について紹介させていただいております。